samuraiの趣味日記

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【映画感想】ハングオーバー 消えた花ムコと史上最悪の二日酔い【ネタバレ極力なし】

どーも。samuraidukaです。

初めての投稿内容は、久しぶりに見た映画の感想です。

そのタイトルの名は、「ハングオーバー 消えた花ムコと史上最悪の二日酔い」(邦題)。

 

概要&あらすじ

この作品は2009年制作でトッド・フィリップス監督の作品です。

シリーズ化もされており、全三作品の中の一番初めの作品となっています。

一応というか、最初から最後までコメディ映画なのですが、喋るクマのぬいぐるみや画面越しに語り掛けてくるヒーローが活躍するようなコメディです。

特に後者のような色が強いため、人を選びます。

後者の色って具体的には?とか、人を選ぶってどんな人向けなの?とか、そんな疑問を持った方にはぜひご視聴をお勧めします。

おそらく「はっはっは!最高だったぜ!!兄弟!!!」と肩を組んでくれる人と、侮蔑のまなざしを送ってくる人の2パターンにわかれるでしょう。

後者の方。不快な経験をされ、ご心中お察しします。しかし、不快な経験をさせたのは決して私ではありません。怒りのコメントを書くのをやめ、怒りの矛先はトッド・フィリップス監督か制作会社であるレジェンダリーピクチャーズに向けてください。

 

前置きはさておき、あらすじを簡単に紹介します。

結婚式を控えたダグは、親友であるフィルとスチュの二人に加えて花嫁の弟であるアランの四人でバチェラーパーティー(花婿の独身最後の夜を同性の友人と過ごすパーティー)を過ごしました。

そして、結婚式の五時間前。バチェラーパーティから帰ってこない花婿(ダグ)を待つ花嫁に電話がかかってきます。それは花婿の親友であるフィルからでした。

「今、どこなの?結婚式五時間前なのよ?」

「あぁ、実は、ハメを外しすぎてダグを見失った…。結婚式には間に合いそうにない。」

こんな会話から、バチェラーパーティーの回想が始まり物語が始まります。

 

感想等

私の感想をつらつらと述べていきます。

ネタバレは極力しないように注意しますが、多少は物語に触れてしまいます。

情報ゼロの状態で見たい方は閲覧をオススメしません。

 

 

よろしいですか?

 

 

まず初めに私はこの映画を見た結果、肩を組める側の人間であることが分かりました。

素直に言えば、声を出して笑えながら楽しめる作品だったということです。

所どころに散らばれているギャグ要素は本当に声を出して楽しめるものでした。

そのギャグ要素を紹介するのは数的にも不可能ですし、この作品の魅力だと思うのでギャグ要素はご自身でご視聴ください。

ただ、どうしてもこのギャグ要素は人を選びます。

下品なものを笑って許せない方はご視聴注意してください。

 

ストーリーもかなり楽しめました。

上記に書いたあらすじと同じように物語は始まるのですが、この物語だけでは視聴者からは「え?何が起きたの?」と疑問が浮かびます。ダグを含む四人はバチェラーパーティーに向かい、一夜をラスべガスで過ごしたことが物語を通してわかるんですよね。

一夜が明け、目を覚ますと綺麗だった最高級の部屋は見るも無残な状態で、床では鶏が闊歩し、トイレにはトラが鎮座していました。もう、視聴者としては「え?本当に何が起きたの?」状態なんですよね。

ここから「あ。そういうことなのね(笑)」と状況が少しずつ分かったり、新たな謎が出現したりと物語が進んでいきます。そのあんばいがちょうどよかったのか、飽きずに見る事ができます。

また物語の進む方向性として、ギャグ路線やほっこり路線等に落ち着くような、基本的にポジティブな方向に進んでいくので安心して視聴することができたのも一因だったのかもしれません。

 

各キャラクターたちも魅力的でした。

妻を持ち、教師であるフィルは生徒から回収したお金をくすんで遊びに使ってしまうようなダメ人間です。でも、ノリが良くて、状況を冷静に捉えられて仲間思いのかっこいい男ということが物語が進むにつれてわかってきます。

束縛の強い彼女を持つスチュは真面目過ぎというよりは小心者で、彼女や自身の思い込みから抜け出せない人間でした。でも、物語が進むにつれてだんだんと成長していきます。個人的に四人の中で最も面白い人物で、最後のシーンは必見ものです(笑)。

唯一、花婿の親友ではないアランは自身で心配していたように四人の中で浮いてしまいます。この浮き方が、アランのセンスの無さによって起因するものでした。視聴者としても、「アランは残念な奴…」という印象を持つんですが、あることをきっかけに、「アランスゲー!」となり、みんなに認められるんですよ。でも、結局アランは残念な奴ですけどね(笑)。憎めないやつです。

ダグって誰?

 

こうして羅列して考えると、この物語は格好悪い(褒め言葉)男が集まって、集団行動を通して成長したり、普段は見えない一面が出たり、思いがけない才能を発見できるという物語だったのかなぁ、なんて感じました。

 

ここまでストーリーやキャラクターを褒めてきましたが、演出や音楽も最高でした。いろいろなものが組み合わさって、(主にアランのせいなのですが、)残念な奴らがかっこよく見えてくるんですよね。

僕は男性なので、男性というか男子のノリに魅力を感じたからかっこよく見えたのかもしれません。

 

これまでいろんな面からこの作品を褒めてきました。

が、難点を挙げるとすれば最大の謎が思ったよりもしょうもないことだったというところでしょうか。なんか、トラとかストリッパーとの結婚とか、他のインパクトが大きかっただけに少々もったいない感じがしました。

しかし、”二日酔い”という日常の中の失態ということを考えると、しょうもないことでよかったのかもしれません。

ダグにとっては命にかかわることでしたけどね

 

まとめ

総合的に見て素晴らしい作品だと思いました。

 個人的には、少し生きるのに疲れた20~40代前の男性の方にはオススメできる作品だと思います。

20~40代前というのは、四人の年齢層がその辺りだと考えられるので、より親近感を持って見る事ができるのではないのかなぁ、と思ったからです。

あと、少し生きるのに疲れた方にはこのくだらなさはちょうどよいと思うんですよね。

まぁ、明日も頑張るか、と思わせてくれるというか。

女性には正直オススメできませんが、気になる方はご覧になられても良いのでないでしょうか。(前半にも書きましたが、怒りの矛先はトッド・フィリップス監督か制作会社であるレジェンダリーピクチャーズに向けてください。)

 

では、これで。